UV殺菌ボックスの自作や代用品は可能？紫外線で殺菌できる原理と仕組み

投稿日：2020年4月10日更新日：2020年5月4日

まずはじめに知っておきたいのは、殺菌できるのはUV-Cの波長を出すものだけという事。

他にUV-A波やUV-B波がありますが、この２つにはには殺菌効果はほとんどありませんのでUV殺菌グッズを購入する際はご注意くださいね。

今、ビレバンやネット通販で販売が開始されたり、今購入意欲を掻き立てられるUV殺菌グッズですが、効果の無いものを買わないように気を付けたいものです。

そこでこの記事では、UV殺菌について下記３つを紹介していきます。

UV（紫外線）で殺菌ができる仕組み
UV殺菌ボックスの自作はできるの？
代用品でUV殺菌はできるの？

UV殺菌について正しい知識を身に着けましょう。

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1 UV（紫外線）で殺菌ができる仕組み・原理
- 1.1 UV（紫外線）の種類と効果
- 1.2 UV（紫外線）で殺菌できる仕組み
2 UV殺菌ボックスの自作はできるの？
3 代用品でUV殺菌はできる？
4 まとめ

UV（紫外線）で殺菌ができる仕組み・原理

UV（紫外線）の種類と効果

UV紫外線の種類と効果について知っておくと良さそうです。

UV-A （波長 315–380 nm）

皮膚の弾性を失わせ老化を促進する紫外線。

UV-B （波長 280–315 nm）

体の表皮層に作用し、色素細胞がメラニンを生成します。これが日焼けになるんですね。
ビタミンDの生成もUV-B波。

UV-C （波長 200–280 nm）

　　強い殺菌作用がある波長の紫外線。
生体に対する破壊性が強く、直接眼で見たり皮膚にあてると人体に悪影響を及ぼす場合があります。

参考文献Wikipediaより：https://ja.m.wikipedia.org/wiki/紫外線

これを見て分かるように、殺菌効果があるのはUV-C波だけです！

UV（紫外線）で殺菌できる仕組み

紫外線C波が菌やウイルスのDNAを破壊し不活性化させる為、殺菌作用を期待できるという事です。

また、紫外線の照射時間が長ければ長いほど殺菌効果が高いという実験結果を発表している文献もあります。

昔から、日光消毒という言葉がありますよね。

お布団や枕・クッションを太陽光に当てると消毒されるのは、太陽光の中のUV-Cが布団に付いた菌類を消毒してくれるのです。

また、太陽光のUV-Cは地球の大気に届くまでにオゾン層でほぼ遮断されてしまいますので、日光で消毒を行うには何時間か長い時間太陽光に当てておく必要があるんです。

紫外線で消毒できる仕組みについてお判りいただけましたら嬉しいです。

UV殺菌ボックスの自作はできるの？

UV殺菌BOXを自作する方もいらっしゃるようですね。

これは植物の無菌培養用に大型ボックスだけど、たぶんUV殺菌灯＆ソケットを買えばダンボールの自作ボックスでもいける。
（でも無人の押し入れや部屋で使って）

浙江省の大学病院のマニュアルでは、表面を満遍なく1時間照射。 pic.twitter.com/kHRF4wifnH

— スナメリ＠(5/6エア文フリ)鉄腕ゲッツ (@sunameria) March 28, 2020

よく美容院や床屋で見かける髪ブラシを殺菌しているBOXに似てますね。

きちんと殺菌効果があるライトを使用すれば自作のUV殺菌BOXでマスクなど殺菌が出来そうです。

UV-Cは人体に害があるので、自作でUV殺菌BOXを作る時には人にライトのUVが当たらないように注意しましょう。

代用品でUV殺菌はできる？

レジンやネイルを硬化するUVライト
蛍光灯
LED灯

上記のものは殺菌効果はありませんので代用できません。

また、UV-AやUV-Bを出すUV灯も殺菌効果はありませんので注意してくださいね。

まとめ

UV（紫外線）にも種類がありUV-Cが殺菌効果があることをご紹介しました。

ネット販売ですと「殺菌」という言葉を使っているけど全然殺菌効果がないものを売っていたりしますので、UV殺菌グッズを買う際はきちんと見極めて効果があるものを買いたいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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執筆者：assa