スイス生まれの編み込みパン「ツォプフ」ってご存じですか?
三つ編みや四つ編みなどで編み込まれたパンで、シンプルなパンであるにもかかわらず華やかな見た目に一目惚れしてしまう人続出です。
今回はスイスの伝統的なパン「ツォプフ」について、詳しく紹介していきたいと思います。
ツォプフとは?
ツォプフ(zopf;ツォップやツォップフとも呼びます)とは
スイスで休日や祝日に食べられている編み込みパンのことです。
この投稿をInstagramで見る
贈り物用のパンとしてクリスマスや新年などに焼かれていたのが始まりだといわれています。
編み込みパンはドイツやチェコでも食べられていますが、ドイツやチェコの編み込みパンは甘い味付けでレーズンやナッツなどの飾り付けがされているものが多いです。
一方、スイスで食べられているツォプフはシンプルな味わいで、ドイツやチェコのようなおやつの菓子パンという感じではなく休日の朝食などに食べやすい、ちょっとリッチな食事用のパンとして愛されています。
丸いテーブルパンや四角い食パンとは違って三つ編みや四つ編みなど、華やかな見た目で食卓も一気に華やぎますよね。
インスタ映えもバッチリなのでお友達にも自慢できちゃいます。
ツォプフのカロリーはどれくらい?
美味しそうなツォプフはついつい手が伸びてしまいますよね。
気になるツォプフのカロリーを他のパンのカロリーと比べてみました。
パンの種類 | エネルギー量 |
ツォプフ1本 | 約1352Kcal |
食パン1斤 | 約1038Kcal |
クロワッサン1個(40g) | 約200Kcal |
イングリッシュマフィン1個(50g) | 約114Kcal |
ツォプフ1本は食パン1斤とほぼ同じ量の小麦粉を使っいますが、ツォプフのほうが食パンよりもバターの使用量が多いためカロリーも多めです。
クロワッサンはバターの使用量が多くサクッフワッとした口当たりでリッチな朝食にピッタリですが、食感の軽いパンは何個も食べてしまいがちなので、カロリーは要注意ですね。
イングリッシュマフィンはバターの使用量が少なく淡泊な味わいのパンなので、他のパンと比べてエネルギー量は控えめです。
パンの中でもカロリーが低いのでダイエットにむいていますが、休日の朝食としてはちょっと味気ない気もしますね。
<関連記事>
ツォプフの簡単なレシピを紹介
実はツォプフは意外と簡単に作ることができるんです。
ツォプフの簡単レシピを紹介します。
材料
ツォプフ1本分
強力粉 250g
牛乳 150g
生イースト 10g
塩 5g
砂糖 5g
卵 1/2個分
バター 30g
ドリュール用卵 1/2個分
生イーストがない場合は、インスタントドライイースト3gで代用できます。
通常の食パンと比べるとバターが多め、砂糖が少なめです。
また、水分は水ではなく牛乳を使っていきます。
ドリュールはツヤ出しという意味です。
きれいにツヤ出ししたいときは卵黄を使うときれいにツヤを出せます。
しかし、全卵でも十分にきれいなツヤがでるので、材料を効率よく使うために生地に使う卵のあまりを利用するのがおすすめです。
作り方
- ドリュール用卵以外のすべての材料をボールに入れて捏ねます。
つるっとして滑らかな表面の生地になったらOKです。 - 生地捏ね機を使う場合は、ボウルから生地がきれいにはがれて、触った時に生地がほんのり温かくなっていたら出来上がりです。
- 生地が乾燥しないように、ボウルに濡れた布巾などで覆いをして室温で1時間発酵させます。
- 生地が膨らんだら、空気を抜くように押して、生地を4等分します。
- 4等分にした生地はそれぞれ少し細長い俵型にし、10分生地を休ませます。
- 生地をそれぞれ60-70cmのひも状に伸ばして4つ編みにしていきます。
編み終わり部分は下側に織り込むときれいに仕上がります。 - 生地を編み終わったらドリュール用卵を刷毛で塗っていきます。
ドリュール用卵は最後にもう一度使うので全部使い切らないように注意してください。 - 生地に濡れ布巾をかけて30〜40℃くらいで体積が1.5倍になるまで 2次発酵させます。
- 生地が発酵したら、ドリュール用卵を仕上げに塗っていきます。
- 180度に予熱したオーブンで25〜30分焼きます。
- 完成です。
生地を焼くときは焦げないように様子を見ながら焼き時間を調整するようにしましょう。
4つ編みのやり方がわからないときはこちらを参考にしてみてください。
4つ編みが難しいときは生地を4等分ではなく3等分にして3つ編みにしても大丈夫です。
ツォプフまとめ
ツォプフはスイスで休日や祝日に食べられている編み込みパンです。
見た目が華やかなので、気分がグッと上がりますね。
バターやミルクを多めに使うので食パンよりもカロリーは高いですが、
クロワッサンよりもしっかりした生地なので腹持ちも良く、
少しリッチな休日の朝食やブランチにピッタリです。
家でも簡単に作ることができるので、いつもとはちょっと違うパンを作ってみんなに自慢しちゃいましょう。
スポンサードリンク
[…] […]