特別なときにいただくお赤飯は懐かしくてとても美味しいですね。
お赤飯が振舞われるのは、お正月や入学卒業などのお祝いときが多いですが、それだけでは無いようなので意味や由来を調べてみました。
お赤飯の意味や由来
時代を遡ると「赤米」「黒米」という古代米が農作されていましたが、この時代ではお米はたいそうなご馳走されていました。
特に、「赤米」は普段から食べるものでは無く、神様へお供えしたり、お祝い事のときに食べるなどされていました。
その風習が残っているため、現在では小豆やささげなどで赤い色を付けた『お赤飯』をお祝いのときに食べているんですね。
また、日本では古来から安全祈願や魔よけに赤色(主に朱色や丹と呼ばれる赤色)を使っていたこともあり、赤色のものを食べることによって邪気を祓う意味合いもあると考えられています。
色に意味があるんですね。
お葬式(葬儀)にもお赤飯?
今ではそのような風習が残っている所があるのか不明ですが、昔、自宅葬が多く行われていた頃は、お葬式で赤飯が振舞われるのが一般的だったようです。
なぜお祝い事ではないお葬式に赤飯なのでしょうか。
その理由は
長寿者が亡くなった時には、むしろこんなに長生きしてめでたいという意味合い
人は亡くなると極楽浄土に行くと考えられていたので、お祝いする意味合い
赤飯の赤色は邪気を祓い、縁起の良いことをもたらしてくれる意味合い
ということです。
今では葬儀場などでお葬式を執り行うのが一般的になりましたので、参列者に自作のご飯を振舞うことがありません。
なので、このような風習も時代と共に忘れられていくのではないでしょうか。
かんたんお赤飯レシピ
お母さんやおばあちゃんが作っていたお赤飯、作るのが難しそうというイメージがありましたが、炊飯器でとても簡単に作っているレシピがありましたので紹介します。
炊飯器で!簡単お赤飯(3合分)
材料 (約2人分)
米 2合
もち米 1合
小豆 1カップ
水 500cc
塩(お好みで) 適量
1.米ともち米は洗ってざるにあげておく
2.小豆はたっぷりのお水(分量外)で3分煮て煮汁を捨てる
3.小豆を500ccの水でもう1回煮る(硬いけど食べられる硬さになるまで)
4.炊飯器に米・もち米・小豆・煮汁450ccを入れて炊く
実際に作ってみると、ちょっとアバウトなところもあるレシピでしたが、簡単に美味しいお赤飯ができました。
まとめ
特別な日に食べるお赤飯、上にかけるごま塩と相まってモッチリ美味しい幸せな食べ物ですね。
それぞれお赤飯に思い出がある方も多いかと思います。
しかし、先日ユーチューバーが赤飯をのどに詰まらせてお亡くなりになる悲しい事故もありました。
お餅がのどに詰まりやすいのは周知されていますが、赤飯にももち米が入っているので、普通の白米よりのどに詰まらせやすい食感です。
お祝いなどで赤飯を食べて危険な目に合うのは、やりきれないですよね。
せっかく美味しい赤飯は楽しく安全にいただきたいものです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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